ミニチュアシュナウザーはドイツが原産です。
19世紀にスタンダードシュナウザーに小型犬を掛け合わせて、農場の害獣駆除犬としてブリーディングされました。
ネズミの駆除ですね。
ドイツ語で「小さいひげ」を意味するミニチュアシュナウザーの性格は、一言で言うと「頑固者」です。
見るからに頑固なひげじいさん、といった感じで賢いのですが、自分がこうと思ったらテコでも動かない気質を持っています。
そして勇敢で活発です。
ヨーロッパでは仕事をする作業犬のグループに入っています。
動きが素早くタフで頑丈な犬です。
ミニチュアシュナウザーの特徴
とにかく甘えん坊で警戒心の強い犬です。
イメージとしては「よく吠える犬」です。
いたるところでぎゃんぎゃん吠えています。これは警戒心の強い表れです。
頭が良くて機敏ですからボール遊びや疑似獲物を回収させる遊びは本能的に喜びます。
室内飼いが向いていて、普段は部屋の中でおとなしくしていても、散歩のときはついでにボール遊びをさせるといいでしょう。
被毛が多く、密集しているので、高温や湿気が苦手です。
夏はクーラーを常時オンにします。
ブラッシングやトリミングは定期的にやりましょう。
特に髭は伸びやすいので、放っておくと食べ物がついて汚れがちになります。
まめにカットして清潔にしましょう。
ミニチュアシュナウザーがかかりやすい病気
●尿路結石
腎臓や膀胱でできた石が尿道の途中で引っかかる病気です。
ミニチュアシュナウザーは遺伝的にできやすいと言われています。
膀胱にできた場合は血尿や頻尿の症状が出ます。
尿道で引っかかるとおしっこが出にくくなります。
少しでも普段と違った感じがあれば獣医さんに診てもらいましょう。
●網膜萎縮症
遺伝性の病気で、網膜細胞が委縮して正常な機能が果たせなくなる病気です。
暗い場所で見えづらくなり、徐々に明るい所でも見えなくなっていきます。
残念ながら現在、有効な治療法は発見されていません。
●白内障
目の水晶体が白く濁ってきて、視力が低下していく病気です。
遺伝でなる場合と、後天的に、肥満から糖尿病になり、その結果白内障を併発する場合もあります。
初期の場合は薬で治療し、悪化したら手術も可能です。
●その他の目の病気
ミニチュアシュナウザーは目が大きく、目の周りに長い毛が生えているので、目に毛が入ったり、目ヤニを放置しておくと、細菌性の病気になることがあります。
日頃から目の周りのケアをしてあげましょう。
ミニチュアシュナウザーとロイヤルカナン
ロイヤルカナンには「ミニチュアシュナウザー 成犬・高齢犬用」があります。
特徴は以下の通りです。
①泌尿器の健康を維持
尿路結石にかかりやすいミニチュアシュナウザーは、泌尿器の健康維持のために特別の配慮が必要です。
そのための栄養素をバランスよく配合してあります。
②美しい毛色の維持
ミニチュアシュナウザーの美しい毛色の維持のために色素の形成に必要なアミノ酸を配合してあります。
③理想的な体重の維持
ミニチュアシュナウザーに肥満は大敵です。
低脂肪(当社比25%減)で適切なカロリー含有量に調整し、理想的な体重を維持します。
適切に飼えば寿命が長いミニチュアシュナウザー。
いつまでも健康な状態での長生きを目指しましょう。